74904eb8.jpgまだ口のなかに、
馬の睾丸の味が残っている……。

新宿の思い出横丁が、ちかく取り壊される予定らしいというウワサを聞いたので、
いまのうちにと思って、行って来た。

入ったのは「朝立ち」という店。
名前のとおり、精力つきそうなメニューが揃っていて、
馬のタマの刺身も、その一つ。
二階席の壁には馬の性交の写真がはってある。
それを眺めながら食べた。

でもなんといっても、蛙の活け作りが強烈。
解体されても、ぜんぜん動く蛙に、命の神秘をかんじる。
動くっていうか、暴れる。
だんだん力つきて静かになり、いよいよ死んだかと思ったら、
また突然にバチッと目を開けて暴れはじめる。
あんなこわい思いをしたのは、近年ひさしぶりだった。